Sin -罪-はRitual Entertainmentが開発したFPSゲームです。
このゲームは後にWages of Sinという拡張パックが発売され、最後にSin エピソード1というものを世にリリースしましたが、
エピソード2は発売される事はありませんでした。何故なら続編を発売する前に会社が倒産してしまったからです。
GOG.com でDL販売(9.99ドル)もされています。
Sin -罪-は1998/11/31に発売され、ゲームエンジンはQuakeエンジンが用いられました。
Unrealよりも後に発売されたのですが、グラフィックはQuake2が綺麗になった程度です、でもこのゲームには他FPSには無い魅力がありました。
ちなみにタイトルに""罪"とあるので、日本語版があると思いきや・・・完全な英語オンリーです。
罪(sinの直訳)という字は日本で販売した会社が何故か付けましたw
この頃のFPSと言えば、どこかの惑星でただ一人生き残った主人公が目の前に現れる化け物を撃ちまくるだけでしたが、
Sinは近未来の地球が舞台で人との会話があります。
そして登場する敵も人間が多く、他FPSみたいにいたる所に武器やアイテムが落ちていたりはしません、
基本的には倒した敵を調べて武器やアイテムを剥ぎ取ります。
それから今のFPSでは当たり前ですが、銃のリロードもするようになりました。この頃のFPSでリロードしていたのはDukeNukem3Dぐらいだったと思いますw
そしてヘリコプターの機銃を使ったり、乗り物に乗る事が出来ます。
乗り物を操作性は難がありますけどねw
過去のFPSで乗り物に乗れたのはレッドネックランページとシャドウウォーリアぐらいじゃないでしょう?
乗り物の描画は2Dでしたけど。
民間人も現れます、何故か民間人の女性は全員白い二―ハイ着用しています。恐らく、開発者は白い二―ハイフェチだったのでしょうw
更にアドベンチャー要素も盛り込まれています、謎を解かないと先に進めなくなっていますが、謎が解けずに詰みかける事もありますw
そしてコンピュータを操作する場面が何度か出てきます、簡単な英語が読めないと適当に操作する事になります、
コンピューターも正しく操作しないと先に進めないので要注意です。おまけとしてコンピュータにコンソールプロンプトがあり、Dosコマンドで操作出来ますw
Dosコマンドを知っている人は色々と試して操作出来ますが、ゲームの進行には影響しないものですw
また、
GOG.com が$9.99でDL販売しています。
インストール
Windows98時代のゲームですが、Windows7 Pro64bitでインストールして普通に動作しました。
但し、このゲームは初リリースバージョンでバグが混入されているのでパッチを当てた方がいいです。
このゲームも開発元が倒産しているので、
MODDBから非公式パッチ
を入手する必要があります
パッチをインストールする際に、ウィザード画面が出てこなくて5分くらい待たされます。
一応現行PCでプレイする事は出来ますが、それはソフトウェアレンダリングだけです。
OpenGL対応しているので、OpenGL対応のGPUを搭載していればハードウェアレンダリングが使用出来そうな気もしますが、
PCI ExpressのGPUではOpenGL設定にするとダウンします。
PCIやAGPのGPUでは問題無く出来ました。
PCI ExpressのGPUでハードウェアレンダリングにするには
NVIDIA Inspector
が必要です。
NVIDIA Inspectorを起動したら、Driver Versionの右にある工具っぽいボタンを押します。
そして左上のProfilesのリストから「SiN:Episodes」を選びます。
Profilesの所で「Sin」と入力すると絞り込まれます。
Profilesで「SiN:Episodes」を選択したら、下のSettingIDのCommonセクターにあるExtension limitをONにします。
設定変更したら右上のApply changesをクリックします。
この設定はNvidiaのコントロールパネルと同様で、設定は一度だけで大丈夫です。
この設定を行うと、PCI ExpressのGPU搭載のPCでもOpenGLレンダリングにしてもダウンしなくなります。
ちなみに私の動作環境は
CPU:Core i5(4コア)
OS:Windows7 Pro(64bit)
GPU:Nvidia GeForce 7600GT
です。
チートコード
ゲーム中に~(チルダ)キーを押すとコンソール画面が表示されるので、
以下のコードを入力する。
コード
内容
/superfuzz
無敵
/health 999
体力回復
/wuss
全武器入手
/nocollision
ゴーストモード(壁抜け)
/wallflower
透明化
ミッション
VIDEO
昔ながらのスピード感あふれるFPSなので、基本的にはどんどん進むだけです。
先に進めなくなりかける事がある謎解き部分のみを説明します。
まずはフリーポートシティ銀行に入ったら、エスカレーターを上り右奥の部屋に入り、
テーブルと一体化して見え難い鍵を取ります。
鍵を取ったら、エスカレーターの所まで戻りそのまま2Fの別の道を進みます。
覆面すらしていないマヌケなボスがいて、防犯ガラスが降りて来ますがJCが開けてくれます。
追いかけると奥の金庫に逃げ込むのが見えます、近づくと金庫を守る機銃で蜂の巣にされるので左の部屋に入ります。
階段を登るとセキュリティドアが有って開けられませんが、脇の窓ガラスを割って入ります。
部屋の中にコンピューターがあるので調べます。ここで金庫のセキュリティレベルを下げて、金庫のパスワードを調べます。
このプレーでは1と3がパスワードでしたが、この番号は無駄に毎回変わります。
ダイヤルを設定したら金庫の取っ手を調べて開けます。取っ手を調べないと開かないので注意。
あと番号を間違えた状態で取っ手を調べると機銃に撃たれます。
敵を追って次のステージに行くと、爆弾をプレゼントされて閉じ込められます。
ワザとらしく壁が崩れかけているので、調べると抜け穴が現れます。
敵を追いかけていると天井が崩れて先に進めなくなります。
一度下の道路に行って、隣のビルから屋上へ行き、屋上の穴から先に進みます。
ビル脇を伝って敵を追いかけ続け、次のステージでビルを飛び越える場面があります。
敵が月面ジャンプしていますが主人公だけ地球の重力に準ずるのであんなジャンプは出来ません。
それでも飛び越える必要があるので、壁いっぱい下がって十分な助走距離を確保して走ってジャンプします。
ちなみにギリギリでジャンプしないと落ちますw
その先に重機がある広場に出ますので、鉄骨を伝って少しづつ下に降ります。
プレハブ脇の柵にあるドラム缶を撃つと爆破して壁に穴が開きます。
柵には鍵がついていますが、普通に開きますw
開かない場合は、重機を操作すると鉄骨の道が出来るので、鉄骨に上って柵内に降ります。
壁の穴の先には回らないバルブがあり、先に進めなくなります。
ギィギィとワザとらしい効果音が鳴り始めますが、
音の正体は頭上にあるので5.1chスピーカーでプレイしていたとしても耳で場所を特定する事は出来ませんw
頭上の鉄骨を撃つと落ちてきて、水が溢れて来ます。
敵が逃げたトンネルに入り追いかけます。発光するアイテムはありますが、持ち歩けないので役に立ちませんw
バグで明るさ調整も効かず、ハードウェアレンダリングにしていると真っ暗で何も見えませんw
ここでハマってしまった場合、ソフトウェアレンダリングにすると辛うじて見えるようになります。
トンネルを抜けた先にまた重機があるので乗り込んで、先に見える扉を破壊します。
扉を破壊した先では抜け落ちる床がいっぱいあるので、落ちないように先に進みます。
次のステージで地下鉄に行きますが、謎解きはありません。
とにかく先に進んで化け物を倒して逃走劇はクリアです。