インストール
Thief1はOSがWindows95/98、GPUが3dfx社のVoodooシリーズ、CPUはMMXテクノロジーという時代のゲームですので、
現行PCでプレイしようと思うと様々な障害が発生します。
現行PCでのインストールや設定方法を紹介します。
現行PCでよく発生するトラブルは、ミッションが始まった数秒後にフリーズする、ムービー再生時でゲームが落ちる等の症状です。
ちなみに私の動作環境は
CPU:Core i5(4コア)
OS:Windows7 Pro(64bit)
GPU:Nvidia GeForce 7600GT
です。
最低限のインストール
- 先ずThiefのCDから通常のインストールを行います。勿論フルインストールを選択します。
インストール画面が開けない場合は、CDのSETUP.exeを右クリック⇒プロパティを選択。
互換性タブを選択して、"互換モードでこのプログラムを実行する"にチェックを入れて、
「Windows98 / Windows Me」を選択して、OKをクリック。
その後に、SETUP.exeを起動させます。
- TFix 1.22という修正パッチをインストールします。TFix 1.22はTTLG forumsサイトからダウンロードします。
TFix 1.22のインストール画面で、
Thief1をインストールしたフォルダを選択する画面が出てきますので正しく設定して下さい。
インストールウィザード画面で適当に"next"ボタンをクリックしていると失敗します。
↑私はG:ドライブにThiefをインストールしたので、このように設定を変更していますが、
デフォルトではC:ドライブになっているので要注意。
- Indeo5 Codecコーデックをインストールします。
この当時使用されていた動画のコーデックです。このコーデックが無いとゲーム中に挿入されているムービーシーンで動画が再生出来ずゲームが落ちます。
尚、そんな古いコーデックをインストールしなくても不具合を回避する方法があります。
単純に動画ファイルを削除してしまう事です。
Thief1では再生する動画ファイルが無いと、動画を再生せずにそのままゲームを継続出来ます。
動画ファイルはThief1をインストールしたフォルダ配下のMOVIESフォルダにaviファイルがあるのでそれを削除します。
削除するのが不安であれば、Backフォルダを作成してaviファイルをそこに移動させる方法で大丈夫です。
当たり前ですが、再生する動画ファイルが無くなっているのでムービーシーンはカットされます。
ちなみにThief Goldの場合は、各ミッション前のaviが全てあるみたいですが、初期のThief:The Dark Projectを持っている(私のようなw)Thiefマニアの場合は
ミッション成功時と失敗時のaviファイルしかありません。
だいたいこれで動作はします。
ゲームが起動しない時の対処
上記の最低限のインストールでもゲームが動作せずに落ちてしまう場合の対処方法です。
- ミッション開始直後に落ちる場合。
これはマルチコアCPUを使用している人が対象になります。
古いソフトを起動するとOSが自動的にシングルコアで処理してくれる場合がありますが、複数のコアを使用している可能性があります。
(TFix 1.22パッチが適用されていれば大丈夫な筈ですが…)
Thiefを起動したらミッションを始める前にCtrl + Alt + Deleteで開いたメニューで「タスクマネージャーを開く」クリックします、
「プロセス」タブ選択し、Thief.exeを右クリックして「関係の設定」を選択し、CPU 0だけにチェックを残します。
- ミッション開始以前に、タイトル画面さえも表示されるに落ちる場合。
ワイドスクリーンに対応していないので、デスクトップの解像度を800x600に変更してみてください。
ゲーム起動時のフルスクリーン切替時に落ちている可能性があります。
タイトル画面が表示されてミッション開始時に落ちる場合は、ゲーム内のオプション設定で解像度を800x600に落としてみて下さい。